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2021.03.31

ドワーフ×ホリプロ×宮本亞門がタッグを組んだオリジナルミュージカルショートムービー「ギョロ 劇場へ」が配信開始!

~こま撮りと操演による「演劇×アニメーション」 のハイブリッド企画~

株式会社xpdのドワーフ スタジオ(本社:東京都渋谷区、以下ドワーフ)が、株式会社ホリプロ(本社:東京都目黒区、以下ホリプロ)、ミュージカル演出家の宮本亞門さんとタッグを組んで制作したオリジナルミュージカルショートムービー「ギョロ 劇場へ」が、3月31日(水)よりホリプロステージYouTubeチャンネルにて配信開始します。

(左より) おじいちゃん、ママ、タクトとオペラグラスのギョロ  ©HoriPro/dwarf

本作品は、〈逆風の時こそ新しい挑戦を!〉をテーマに、世界に向けたオリジナルミュージカルの創作を目指して才能豊かなクリエイターを見出すホリプロの「ミュージカル・クリエイター・プロジェクト」の一つです。文化庁が推進する文化芸術収益力強化事業として始動し、日本を代表する演出家の宮本亞門さんやブロードウェイで活躍する作曲家のジェイソン・ハウランドさんらが加わってプロジェクトチームを結成。新型コロナウイルスの影響により舞台作品を上演する機会が減少している中、「演劇」「劇場」の素晴らしさを改めて感じてほしいという想いにドワーフも賛同し、今回のコラボレーションが実現しました。

ストップモーション・アニメーション(以下こま撮り)制作スタジオのドワーフは、キャラクター開発と、こま撮りと操演を組み合わせた手法による映像制作を担当。声優は鹿賀丈史さん、濱田めぐみさん、柿澤勇人さん、中村海琉さんという豪華俳優陣が務めています。

【制作エピソード】
〈人形アニメーションはミュージカルと相性が良い〉と考えていたドワーフは、制作期間の制約がある中で「こま撮り」と「操演」を1本の作品の中で共存させるという大胆なアイデアによるミュージカル映像のプロデュースに挑みました。ドワーフと肩を並べ日本のこま撮りをけん引し、『劇場版 ごん -GON,THE LITTLE FOX-』にて第30回日本映画批評家大賞のアニメーション作品賞を受賞したTECARAT(テカラ/太陽企画)もこの試みに意気込みを見せ、制作スタジオとして参加。さらには、映像メディア専門の人形劇・人形制作会社スタジオ・ノーヴァが操演人形の仕掛け制作を、新宿(東京都)に日本初の人形劇専門劇場を持つ人形劇団プークが操演を担当するなど、新しい映像表現の挑戦に業界屈指のメンバーが集結しました。新型コロナウイルス感染症対策を万全に行ったTECARATのスタジオにて、様々なサイズの人形を小さなセットの中で試行錯誤しながら操演し、こま撮りで人形に豊かな表情をつけるなど、2つの手法の組み合わせによりユニークで温かみのある映像に仕上げました。

スタッフ・キャストコメント

宮本 亞門(みやもと あもん) / 構成・脚本・歌詞
温かい作品ができました!尊敬するドワーフさんとの新しいコラボは、手作りの愛に満ちたものでした。劇場に行きづらいコロナ禍だからこそ、思い出してほしい舞台の素晴らしさ。世界中のほとんどの劇場が閉まっている今、皆さんにその想いを伝えたく配信します。多くの方に見ていただきたいので、是非シェアしてください。

春山“デビ”祥一(はるやまでびしょういち) / 映像監督
こま撮り×操演のハイブリットという話が出た瞬間から、燃えるようにワクワクする映像制作の日々でした。最初は諸々の制約をかわすためのアイデアでしたが、CG全盛の映像業界で、二大アナログ技法(あえてそう呼びます)のハイブリッドというチャレンジができたことを映像作家としてとても嬉しく思っています。ミュージカルという、根源的でエネルギーに満ちたエンターテインメントに負けないような表現の可能性が、こま撮りにも操演人形劇にもある!と改めて認識させられる仕上がりになったかと思います。

鹿賀 丈史(かが たけし) / おじいちゃん役
3分間のショートムービーに声の出演をするということは初めての体験でした。おじいちゃんという役で、おじいちゃんっぽく演じようと思ったのですが、そのままで大丈夫とのことで、無理せず演じました…(笑)。オペラグラスとの出会いをきっかけに、劇場に行く楽しみであるとか家族というものが描かれており、ほっこりと心が穏やかになる作品に仕上がったと思います。小さな作品ですが一流のスタッフが手掛けているので、舞台を作るのと同じような感覚で参加させて頂きました。いい経験をさせて頂きました。

濱田 めぐみ(はまだ めぐみ) / ママ役
凄く楽しくてワクワクする現場でした。この動画を見てもっと沢山の方々が気軽な気持ちで劇場に足を運んでくださると嬉しいです!あのなんとも言えない不思議で素敵な空間での思い出をいっぱい作ってください!

柿澤 勇人(かきざわ はやと) / ギョロ(オペラグラス)役
念願のオペラグラス役。亞門さんとNYにいるジェイソンさんや岩城さんと色々試行錯誤しながら作りました。 役に入るまで、10分ほど掛かりました。 故・蜷川幸雄さんは「舞台はお客さん自身でカット割ができる」 とおっしゃっていました。 好きな劇場に行って好きな芝居を好きな見方で観てくださることが、我々にとっても幸せなことだと日々感じています。

中村 海琉(なかむら かいる) / タクト役
職人さんの手作りの人形たちが、こんな素敵な世界を作り上あげていることにワクワクしました。 お人形たちに本当に命が吹き込まれたみたいでビックリしました。 皆さまに劇場へ行くワクワクドキドキな気持ちが届きますように。

作品概要

題名

「ギョロ 劇場へ」

公開日

2021年3月31日(水)

構成&脚本&歌詞

宮本 亞門

映像監督

春山“デビ”祥一

キャラクターデザイン

合田 経郎(ドワーフ)

音楽監督&作曲&編曲

ジェイソン・ハウランド(ミュージカル『生きる』)

作曲

岩城 直也(『ミュージカル・クリエイター・プロジェクト』選出)

プロデューサー

松本 紀子(ドワーフ)/小嶋 俊介(xpd) 梶山 裕三(ホリプロ)/井川 荃芬(ホリプロ)

映像制作・キャラクター開発

映像制作・キャラクター開発

企画制作

ホリプロ

出演(声優)

鹿賀 丈史/濱田 めぐみ/柿澤 勇人/中村 海琉

視聴URL

ホリプロステージYouTubeチャンネル

日本語版 https://youtu.be/RfAJUPF49zo
英語版 https://youtu.be/eNaNzeQEhxI

あらすじ

引越しのお手伝いをする少年タクト。並べられた段ボールの中から偶然見つけた、おばあちゃんの遺品であるオペラグラスが突然動き出す不思議な体験をする。タクトはオペラグラスに詰まったおじいちゃんやママの幸せな思い出に触れることになる。オペラグラスのギョロとの出会いにより、次第に演劇の世界に魅了されていくタクトと家族の交流を描く心温まる物語。

ドワーフについて

世界中の人気者となったNHKキャラクター「どーもくん」、フランスでロングラン上映を続ける「こまねこ」をはじめとして、数々のキャラクターやコンテンツを生み出し、卓越した技術力のこま撮りを中心とした映像作品で、国内外で評価され活躍するストップモーション・アニメーション制作スタジオ。オリジナル作品のみならず、さまざまな人気キャラクターや有名コンテンツと積極的なコラボレーションもおこなっている。近年ではNetflixオリジナルシリーズ『リラックマとカオルさん』の制作・プロデュースを手掛けている。コミュニケーションデザイン事業会社「株式会社xpd」のアニメーションコンテンツ制作事業部である。

http://www.dw-f.jp/

【本作品に関するお問い合わせ先】

株式会社xpdドワーフ スタジオ   E-mail: dwarf@dw-f.jp

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